退院後、初めての診察で主治医に口内炎が
ひどくなっている事を訴えると、
逆にうがいが足りないと指摘され、
うがい薬を使ってもっとうがいを励行するよう
指示が有りました。
また、「退院の翌日に、七転八倒したそうですね。」と
他病院で処置して貰った摘便を
ご存知でしたので、摘便の副作用で数十年振りに、
ぶり返した痔に対しての処方をお願いしました。
ここで、摘便に携わって頂いた先生並びに看護師さんに
大変感謝している事を記しておきます。
退院後一週間が経つと口内炎が
殆ど気にならなくなり、痔も改善しました。
しかし、食道は徐々にゴロゴロ感が増して行き、
よく噛んで少しずつ食べなければならず、
食事時間がこの頃から
長くなって行ったのを思い出します。
毎日通っている放射線科の医師に診察で
その状況を話すと、食前に飲む潤滑油的な内用液を
処方してくれました。
これが後々手放せない存在となりますが、
この時点では私自身効果を
あまり実感できませんでした。
この間、[三食昼寝付]の私を、
仕事をしながら献身的に支えてくれている妻に、
心の中では 感謝の気持ちで一杯でしたが、
自分の病気に負け
中々言葉に表わす事ができませんでした。
二回目の入院が一週間後と決まった
主治医の診察時に、
食道のゴロゴロ感が日増しに強く なって来ている事を
伝えると、食前に飲む痛み止めのシロップが
処方されました。
これも先ほどの内用液と同様に、
後で重要な存在になりますが、
この時は効果を余り感じませんでした。
また、抗がん剤の副作用が薄らいできたと
感じたこの時期から、髪の毛が相当数 抜け始めました。
そのため、普段通っている床屋さんに行き辛くなり、
入院前に
がんセンターの床屋さんを確認しに行きました。