2014年の5月1日にがんと診断されて
5年が過ぎました。
がん患者の5年生存率の割り出し方は、
癌と診断された日を起点にして5年後どうだったかを
割り出すと言うことですので、
5年後生存率の10万分の1
くらいのアップに貢献できたのかな、と思っています。
先日、4月23日にがん研で主治医直々の
内視鏡検査が有り、前回の検査で生検が無かったので
楽観的な気持ちで検査を受けましたが、
1か所ですが生検が有りました。
この事を妻に報告したら
相当なショックを受けたようです。
自分自身は淡々と振る舞っていますが、
検査結果の診察が5月15日なので、実際は転移・再発が
起きる事への不安感で頭の中が一杯です。
結果次第では5年後生存率への貢献どころか
放射線治療痕の再発には、サルベージ手術と呼ばれる
非常にリスクの高い手術が待っています。
最初の食道癌からは5年が経ちましたが、
下咽頭癌・食道表在癌の治療終了から数えると
あと10ヵ月あまり有りますので、
「まだまだ闘病は終わっていない。」
と気を引き締め直しています。
国立がんセンターの主治医がおっしゃった
「経過観察に入ったら病気の事はくよくよ考え過ぎず、
そうかと言って忘れな過ぎず
暮らすようにしてください。」
との言葉を再度噛みしめて結果を待とうと思います。
余談ですが、最初見つかった食道癌の生存率は
5年前の診断時で主治医から、「ステージⅠの場合、
放射線・抗がん剤治療での成績は生存率75%です」
とのお話しを頂いたのを思い出します。
私と妻は「75%も有るのだからそれにかけてみよう」
との思いで闘病に入り、現在に至っております。