がん宣告

3月の末頃から食事をする時、食道に引っ掛かりを
感じていましたが内視鏡の検査を受けてから
1年足らずであった事もあり、
しばらく様子を 見ることにしました。


しかし、1か月経っても状態が変わらないので覚悟を
決めて、住まいから比較的近い東京警察病院を
受診しました。

妻と二人で微かな期待を持って、検査結果を聞きに
行きましたが食道がんと 診断され、
妻の手前表情には出しませんでしたが、
目の前が真っ暗になった のを思い出します。

また、初期がんと想定していたものが
ステージ 1 のbとの診断で、
表面的には 平静を装っていましたが、
どんどん落込んで行く自分を感じていました。

インターネットで病気のことを調べれば調べるほど、
絶望感に襲われこのまま 立ち直れないのでは
ないかとの思いに再三かられました。

しかし、妻に私の心のうちが分かれば
悲しみが倍増すると思い、平静を装い 通しました。

警察病院の担当医からは直ぐに手術をするように
との診断で東大付属病院を紹介されましが、
もう少しこの病気に対しての知識を得たいと思い
保留にし返事を次回の診察に回しました。

ここで、前年の7月に警察病院で有った理不尽な
出来事を記述して置きたいと思います。

その時、夏風邪から血痰が暫く続いたため、
呼吸器科を受診していました。
呼吸器系に重篤な異常は無いとの診断で
様子を見ることになったので、この呼吸器担当医が
内科部長兼務との立場だったこともあり、
1年位前から気になっていた
《鎖骨と喉仏周辺の違和感》 を伝え、
違和感がどこから来ているのか
原因究明のための検査をお願いしました。

ところが返ってきたきた答えは、
「逆流性食道炎の典型的な症状で
検査の方法が無い!」
と全く受け付けて貰えませんでした。

診察の会話の中で、私が逆流性食道炎で
長く薬を飲み続けていることを
話したのを受けての答えだったと思われます。


その時点で内視鏡やCTなどの検査を
受ける事ができていたら、現状が変わっていた
のではないかと悔やまれてなりません。